• マンション・バリューアップ・
    アワード2021
佳作
  1. マンションライフ・シニアライフ部門
  • コロナ禍の中、
  • たくさんのつながりに支えられて1周年
  • -食品ロスと仕事づくりに取り組む
  • 「夜のパン屋さん」
  • コロナ禍の中、
  • たくさんのつながりに
  • 支えられて1周年
  • -食品ロスと仕事づくりに
  • 取り組む
  • 「夜のパン屋さん」
倉本 昇 様
  • 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社
  • 東京支店営業課
  • 当管理組合(東京都新宿区:179世帯)は、築40年を超え、居住者の多くが高齢者で構成されています。昨年より、管理会社から高齢者が多く居住されていることやコロナ禍のため外出を控えている方のことを考えて、敷地内にキッチンカーを無償で出店し、外出できない中でもお店でしか食べられないような、美味しい料理を楽しんでいただいています。
  • 今回、常連のお客様から生活自立支援を目的とした団体が実施している「夜のパン屋さんプロジェクト」の話をお聞きし、当マンションへ紹介いただきました。
  • 昨年の、WHOパンデミック宣言(3月11日)後、緊急事態宣言(2020年4月7日)が発令され「ステイホーム」や「営業自粛」が叫ばれる中、路上での雑誌販売が苦戦する一方で、生活に困り相談に訪れる人の数は急増しました。
  • その日の食事にも事欠く人たちが増える一方で、日本では食品が大量に廃棄されている。大切に作られた食べ物を預かって、最後まで無駄にせず、そして同時に仕事を生み出していくことができないか。そんな想いから「夜のパン屋さん」が生まれました。
  • パン屋さんと連携して、売れ残ってしまいそうなパンを有償で引き取り「夜のパン屋さん」店舗で販売、パンを捨てずに売り・食べきると同時に、パンの回収と販売という新たな仕事を創っています。買う人にとっては、日替わりで様々なパン屋さんのおいしいパンを選んで購入する楽しみがあるお店となっています。(2020年10月16日スタート※10月16日は世界食糧デー)
  • 場所の提供
  • 当マンションではキッチンカーを出店していることもあり、当プロジェクトの2号店として、キッチンカー出店場所を検討中であったことを知り、当マンション敷地を提案しました。
  • 管理会社による管理組合運営面での確認を依頼
  • 前述のとおり、素晴らしい活動であり、これの手助けの一環を担うことは管理組合としてもメリットであると感じました。また管理組合から懸念されていた販売方式や実績を確認し、継続性についても問題ない事を確認しました。
  • 提案資料を作成
  • どのようにしたら住民に受け入れられるか、現地に何度も足を運んでいただき、当マンションに則した提案資料を作成いただきました。
  • 専用チラシ作成の上、全戸配布を実施
  • 実施内容
  • 10月5日、第1回目の夜のパン屋さん(2号店)がスタートしました。
  • 初めての取り組みで、初日はドキドキでしたが、チラシ配布のみの告知だったにも関わらず、たくさんのお客様でにぎわい、飛ぶようにパンが売れました。
  • お客様の層としては、乳児や小さなお子さん連れの女性が多く、マンション住民の方も帰りに立ち寄っていただきました。
  • 当日は、17時に3店舗のパンで販売をスタート、準備したパンが20分ほどで完売しました。18時すぎに一店舗からパンが到着し、19時すぎに更に2店舗からパンが到着しましたが、20時に完売となりました。
  • 来週また来るとおっしゃってくださった方も多く、素晴らしい結果となりました。
  • 今後、参加のパン屋さんも増えていく予定とのことですので、いろいろなパンを住民の皆様にお届け出来るようになればいいなと思っています。
  • 実施結果
  • ■ 苦労した点・工夫した点
  • 理事会では販売員に対する消極的な意見もありましたが、社会貢献に寄与することや女性からの前向きな意見もあり、これを払拭いただきました。 2号店として当マンションを選んでいただいたことを非常に嬉しく思っています。
  • 居住者の声
  • パンが売り切れてしまって残念。次は早めに来ます。
  • 既にキッチンカーの出店はありましたが、パンの出店はいままでなくてパン好きの私としては今回の出店は非常に嬉しいです。コロナ禍で中々外出が出来ない中、毎週火曜日が楽しみになりました。
  • 本件を実施するのに掛かった費用(掛かる費用)
  • 本件を実施することで削減することが出来た費用
    (出来る費用)
  • 資料1
  • 資料2