• マンション・バリューアップ・
    アワード2022
佳作
  1. マンションライフ・シニアライフ部門
  • 住環境をより安全に快適に
  • (継続的に時間を掛けて)
岩嵜 幸博 様
  • 大和ライフネクスト株式会社
  • 《築26年7ヶ月》
  • 0歳児から90歳と年齢層もあり各世代が程よく構成されたマンションです。(御多分に漏れず団塊の世代が中心ではございますが)当館、着任時(2016年10月)よく手入れされた住み易そうなマンションとの印象を持ちました。が・・・ゴミ置場に到達し、建屋の美観からは想像出来なかった現場を見てびっくりしました。戸口まで溢れ出た45ℓ袋の山。床に染み出す可燃ゴミの汚水。床に直置きの為、多種のゴミ置き箇所に到達出来ない有様で臭気も強く感じられる現状でした。(約6年を掛け現状に至っていますが、まだまだ課題は山積しています。)なお、当館のゴミ置場は24時間365日受け入れ可。
  • 建屋に相応しい清潔感と整理整頓の行き届いた、分別のし易いゴミ置場の構築。 何かにつけて無関心、無関心を装い陰で持論をぶつける方の払拭。 より住環境の改善を図りたいこと。
  1. ゴミは廃棄物 → 資源(汚いもの→お世話になった、お友達・感謝のこころ)
  2. 分かり易い分別管理と庫内移動のスムーズな動線づくり
  3. 直置の禁止(ゴミ種別ごとの全てのゾーンを床から5㎝アップ)。庫内の空気の流れを作る。
  4. 照明を人感センサー付きに改善(深夜の戸口からの投入れ防止、コロナ禍対策も兼ね)
  5. 床・壁のコーティング(明るい・清潔感の感じられるゴミ庫)→11/6の理事会に見積提出予定
  • くさい・きたない・暗い・チョット怖いを解消しました。
    ・限られた予算の有効活用と公的助成金制度の確認と活用
  • お住まいの奥様方の思いをヒアリングしました。
  • 女性理事にヒアリング内容を判定、集約して頂きました。
  • 3台のカゴ車と1台のカゴ付き台車を導入しました。
  • 折り段ボール用キャスターを導入しました。
  • 保管庫を敷地内に設置し資源ゴミ専用にしました。
  • ゴミ庫の点灯スイッチを人感センサー化にしました。
  • 台車を2台増車し、より細かく仕分けして分画し人的負担を軽減しました。
  • 資料
  • 先ず、散乱状態を解消する為に整理整頓することからはじめました。
    カゴ車3台とカゴ付き台車を1台、理事会でご検討いただき購入にこぎつけました。(資料1)
  • 手狭になったゴミ置場を試案している際に、千葉市のホームぺージで「集団回収に必要な用具の貸与」の情報をキャッチし応募しました。抽選でしたが、2020年に当選し2021年に設置しました。(資料2・3)
  • 保管庫の導入により整理整頓が進みゴミ庫内がスッキリしました。また、台車も2021年、2022年と貸与を受けて、より整理整頓が進み整然とした状態が長続きするようになりました。(資料3・4)
  • 念願のゴミ庫の人感センサー付き照明設置も皆さんのリクエストで完成しました。(資料5)
  • 男性理事が多い中で日常利用頻度が高い女性理事の意向に留意して検討を進めました。
  • ※参考:千葉市からの貸与品は5年を経過すると、当館に譲渡され継続使用可能となります。
  • ■ 苦労した点・工夫した点
  • 永年の悩ましかった可燃ゴミ回収問題を改良しました。
  1. カゴ車導入により毎週、月曜日と木曜日に場外まで溢れ出たゴミ袋を立体的に収納できるようになりました。
  2. 直置きが解消された事により、場内の床面洗浄作業が軽減されました。
  3. ハエ・蛆・蚊・ゴキブリ、悪臭、床・壁の黒カビ等の発生がなくなり鳥害(カラスの侵入)も防止できました。
  4. ゴミ回収時間も半減し、近くにある駐車場の入出庫トラブルが無くなりました。
  5. 良好な環境が保てるようになり、ゴミ出しマナーも向上しています。
  6. カゴ車を清潔に運用するポイントとして、館内から多量に出る新聞紙・段ボールをカゴ車底面と側面に利用し、汚水のボタ落ち止めにしたり、月1回程度の洗浄・日干しをしています。
  • ※市の発信情報を収集し、日頃の管理業務に活用できるものを選定し具現化しました。
  • 居住者の声
  • きれいになった。分かりやすい。臭わない。
  • 明るくなった庫内に感激されていました。(明るくなったことでお行儀よくゴミ出しされるようになりました。)
  • 床も壁も天井もカラフルになるといいわねという声が上がりました。
  • 使い勝手が抜群と賞賛の声をいただきました。
  • 本件を実施するのに掛かった費用(掛かる費用)
  • 千葉市の補助制度(ゴミステーション管理支援事業補助金)に応募し予算(¥50,000)を獲得。大・小のカゴ車を導入し「ゴミ集積場の環境改善」に繋げました。
  • 理事会にて報告し、スチール網台車 1台 36,612円、カゴ車(観音扉式)3台 122,796円の合計159,408円(税込)から補助金を差し引いた109,408円の予算承認を得て、改善に繋げました。
  • 補助金を頂けたことで、理事の皆さまも前向きに検討いただけました。
  • 本件を実施することで削減することが出来た費用
    (出来る費用)
  • 千葉市の補助制度(ごみステーション管理支援事業補助金)50,000円
  • 貸与用具(保管庫) 175,000円
  • 貸与用具(台車1台)12,000円
  • 貸与用具(台車追加2台)24,000円
  • 資源回収による収集 年間約25,000円
  • 【結果報告】管理員は管理組合が守る!
  • 【イメージ写真】管理員は管理組合が守る!